YMR調査報告書ぁ擇かるの穴】

2020.10.15 Thursday

0

    ※この記事が初見の方はページ下部の【緊急告知】YMR(Yamaya Mystery Reportage)再始動より順番にご覧ください。よりお楽しみいただける可能性がございます。

     

     

     第四回目の調査報告は、切久保地区の北東に位置する【おかる穴】である。

     

     

    白馬村が製作した歴史民俗案内版
     白馬村が作成した民俗案内看板

     

     

     このスポット付近を夜間に通りがった人が「穴の方から声が聞こえた」などの怪奇現象を体験した、という話を聞いたことがある。

     霊感がある人は「夜はなるべく通りたくない」とも。

     

     

    案内看板を抜けると沢へ続くの細い道が続く

     

     

     『おかる穴』とは?

     

     切久保地区におかるという働き者の女がいた。だけど姑との折り合いが悪く、いさかいが絶えなかった。

     

     おかるは氏神様の七道の面の一つ、恐ろしい般若の面をつけて姑を驚かすことを思い付く。

     

     ある晩、面をつけたおかるは姑を驚かすことに成功する。気絶してしまった姑に満足したおかるは、お面を誰にも見つからないうちにお面を返そうとするが、なぜがお面は顔に張り付いたまま離れない。

     

     「こんな顔を人に見せられない」と嘆いたおかるは、瀬戸の淵にある洞窟に身を隠してしまった。

     

     それから誰いうとなくその洞窟のこと「おかる穴」というようになった。

     

     

    山道は人ひとりが歩くのでやっとだ

     

     

     案内看板の左脇を抜けて細い山道を下っていくと、瀬戸の淵といわれる美しい川辺に出る。

     

     しかし山道は長い間整備されておらず、落下防止用の木柵も朽ち果てていた。

     

     

    画像中央左の窪みがおかる穴の入口だ

     

     

     おかる穴まであともう少しのところで山道は完全に崩落し、これ以上の調査は不可能になってしまった。

     

     

     まるでおかる自身が我々の来訪を拒んでいるかのような錯覚さえ覚える…。

     

     

     しかし、我々はここで諦めるわけにはいかなかった。地元協力者の情報提供を受けて、別ルートからの接近に成功したのだ!

     

     

     ご覧いただこう。これが『おかるの穴』である。

     

    古い言い伝えでは糸魚川まで穴は続いているという


     

     

     現場に何か異様な雰囲気が漂っていることは確かだった。

     

     

     実際のところ、穴を撮影した3枚の画像のすべてが撮影者の腕に問題があったのかピンボケしたかのように軽く歪んでしまっていた。磁場のバランスが狂っているのだろうか。

     

     

     そして画像ソフトにより補正を試みた結果、なんとかその全貌を皆さんにご覧いただくことが可能になった。

     穴の奥の暗闇部分に何かの存在を感じるのは私だけだろうか?

     

     

     昔話ではおかるのその後は伝えらえていない。

     

     

     もし彼女が穴に閉じ籠り続けたのなら、この場所にあるのは心霊でもミステリーでもなく、純粋な悲しみだけである。

     

     

     我々調査班は最低限の撮影のみでこの場所を離れることにした。

     

     

     遠ざかっていく瀬戸の淵から聞こえる清らかな川の音が、いつまでも私たちの耳に木霊していた…。

     

     

     

    【次回予告】

     

     白馬村にひっそりと受け継がれ続ける聖域。

     

     数百年に渡り白馬で生きてきた人たちの息吹を感じられる場所。

     

     

    ー観音原・百体観音ー

    コメント
    コメントする