YMR調査報告書◆擺儔四佑筏瓦寮弌

2020.07.01 Wednesday

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    ※この記事が初見の方はページ下部の【緊急告知】YMR(Yamaya Mystery Reportage)再始動より順番にご覧ください。よりお楽しみいただける可能性がございます。

     

     

     

    第二回目の調査報告は、白馬村と大町市の境に位置する【西国三十三番観音】と【鬼石】である。鬼石に関してはその存在は耳にしていたが、今回初めて実物を見ることができたのは僥倖だった。 

     

     

     西国三十三番観音は千国街道・塩の道に安置されている。本来ならば西国、坂東、秩父、四国といった遠路の聖地巡礼を、年寄や足弱の者でもその御利益にあずかれるようにスケールダウンして配したもので、全国的に見ても同様のものは枚挙にいとまがない。

     

     

    そんな三十三番観音のほぼ中間点に位置するのが「鬼石」である。

     

     

     はるか昔、千国街道を南からやってきた一匹の鬼が大きな石の上で一休みしながら、豊かに広がる小谷・四ヶ庄を眺めていた。鬼はその後、塩島・新田に飛んでいくのだが、その時に腰かけていた大石を放り投げようとしたらしい。

     

    爪の痕とされる亀裂がおわかりいただけるだろうか

     

     しかしあまりの重さに鬼は石を放り投げるのをあきらめてしまう。その時に石に残された傷が鬼の爪の痕だと伝えられているのだ。

     

     

     鬼がどうして石を投げようと思ったのかはまったくの謎だが、昔話にでてくる彼らの逸話を見ると、鬼にはどうもそういった性質(さが)があるのは確かなようだ。

     

     

     と、このままでは単なる史跡紹介に終わるところだったが、調査を続けていくなかでこの石にまつわるもう一つの逸話を見つけたのだ。

     

     

     それは、あの西行法師が東国巡礼の途上、この鬼石で休息をとったという伝承である。 

     

                    別名「西行法師腰掛けの石」

     

     ここでピンときた読者の方もいるのではないだろうか。そう、西行法師といえば「高野山・人造鬼製造伝説」の持ち主なのだ。

     

     

     ー伝説を簡単に説明ー

     西行法師が高野山に滞在していた時のこと。修行仲間の友人が京都に帰ってしまい人恋しくなった彼は、ある人に教えてもらった術で人造人間を造ることを思い立つ。

     

     

     荒れ野で人骨や獣の皮や死体の臓腑を集めて人型を造り、全体に秘薬を塗りたくる。そして最後に術(おそらくは反魂法)を施した。そうして命を吹き込まれて出来上がったものは「人間のような生き物」だった。

     

     

     その人間のような生き物は、不格好で人間らしさがなく、ひどい声で哭いたという。失敗作だと思い処分しようとしたのだが、殺生をためらった西行法師はそのまま高野山中にその生物を放り出して山を下りてしまう。

     

     

     下山後に京の町で術を教えてくれた人に正しいやり方を教わったのだが、なんだかつまらなくなった西行法師はもう二度と人造人間を造ることはなかった。

     

     

    それからほどなくして高野山中で鬼の目撃談が頻発するようになる…という話だ。

     

        岩の上では新たな命が芽吹いていた

      

     私は推察する。

     

     

     反魂法を施された鬼はその呪いにより、死ぬことも殺されることも許されない。

    その呪いを解くことができるのは術を施した西行法師だけだ。

     

     

     その鬼は人に追われながら日本中を彷徨ったに違いない。そして日本各地で鬼の伝説を残していく。噂を聞いて不憫に思った西行法師は自らが生んだ鬼の後を追い、その呪いを解こうとしたのではないかと。

     

     

    ―果たして鬼は呪いから解き放たれたのだろうか?

     

     

    私は鬼石の上で根を張る新たな命を見ながら、その木が鬼の生まれ変わりであるような気がしてならなかった…。

     

     

     

     

    【次回予告】

     

    北アルプスとUFOの因縁とは?

    UFO降臨の儀式に成功!? そこで目撃したものとは!

     

     

     

    ー白馬連山UFO基地の謎ー

     

     

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